藤村哲之(歯科医師)

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藤村哲之(歯科医師)

歯周病について Vol.2 歯周病の歴史 2012/10/22(月)

長らくブランクがございまして、申し訳ございませんでした!

今回は歯周病の歴史についてです。文献を調べてみますと

・古代エジプト人(約4,000年前)のミイラをみると歯槽骨(歯の根っこを支えているアゴの骨)の吸収が認められ,明らかにこの時代の人々がすでに歯周病に罹患していた事を示している。

・Ebers によるパピルス文書(カミガヤツリからつくられた一種の紙。古代エジプトでナイル河畔に茂っていたこの草からつくられ、各種の文書の作成に利用された)は,様々な歯肉疾患(歯ぐきの病気)について述べており,歯と歯肉の増強のための数々の薬物処方をも含んでいる。処方薬物は薬草やミネラルであり,ハチミツ,樹脂またはビールかすなどと練り混ぜてペースト状にしたうえで歯肉に塗布していた。

・紀元前3,000年の昔,スメル人がすでに口腔清掃を行っていた事実をはじめ,メソポタミア文明の首都ウルの遺跡から細かな彫刻を施した金のトゥースピック(つまようじ)が発見された。また,スメル文明以後,バビロニア人やアッシリア人も歯周疾患に悩まされ続け,この時代の粘土板で各種の薬草を併用した歯肉マッサージ法が記されているものが現存している。

・古代ギリシャにおいて,ヒポクラテス(紀元前460〜335)は近代医学の父であり,患者の脈,体温,呼吸,排泄物,疼痛による総合的な診査法を初めて確立した人である。彼は,歯の機能と萌出および歯周疾患の原因についても考察している。歯肉の炎症は唾液や歯石の沈着により発生し,持続性の症例では,歯肉から出血すると信じており,さらに歯肉は歯から剥離し,悪臭がすると報告している。

・およそ1,000年前(11世紀),アラビアにおいてムーア人の外科医アルブカージス(963〜1013)が鉄製の14本組歯石除去器具(歯石取りの器具)を用いてスケーリング(歯石取り)を行っていた.(薬物療法や歯肉焼灼法が主流)

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